ニクソン(米1995)
アメリカ37代大統領ニクソンの話。少年時代は貧しい家庭で厳格な母の影響を強く受け、2りの兄弟を結核でなくした。父からは生きるために常に闘うことを教えられた。大学へ進み弁護士になる。その後、下院議員、上院議員になり、J.F.ケネディと大統領選を戦うも敗北。政界では、裕福でエリートのケネディと貧しい自分を比較し劣等感にさいなまれていた。大統領選敗北後は引退を宣言していたが、ジョンソン大統領のベトナム政策の失敗で、チャンスが訪れる。南部の有力者の後押しで正解にカムバックし、見事、大統領の座を射止める。その間、みなに憎まれている劣等感を常に持ち、反対勢力に戦う気持ちで強気の政治を実行した。懸案事項の、ベトナム戦争では学生らの反戦運動の中、カンボジア爆撃を行い、中国と国交を回復することで、北ベトナムとの和解にこぎつける。しかし、そんな交渉のさなか、側近の一人が、反戦感情から大統領府の機密文書を新聞にばらしてしまう。政策の遂行を第一に考えた大統領は違法と知りながらも関係者らの盗聴を命じる。しかし、ウォーターゲートビルの工作が明るみに出て、国民の知るところとなる。大統領は政権を守るため、権力を使って側近を切り捨てるような非常な行動に出る。すべて政策の実現のために。しかし、万事休す、退任を余儀なくされる。
マスコミの力の増大、事実を隠そうとするために新たな工作が必要となる。泥沼に入って行き、孤独に悩む男の姿が描かれる。最後まで闘う姿勢を崩さないが、心の平安もない。重く暗い雰囲気。想像を含む物語だが、マスコミュニケーションの広がりにより、隠し事ができなくなり取り返しのつかない事態になっていく。今の社会状況にまったく通じていることを実感する。今の政権も、スタイルは異なるが、この状況と同じなのではないかと思う。音楽はジョン・ウイリアムス、静かで縁の下の力持ちの職人仕事。いや〜重かった。
マスコミの力の増大、事実を隠そうとするために新たな工作が必要となる。泥沼に入って行き、孤独に悩む男の姿が描かれる。最後まで闘う姿勢を崩さないが、心の平安もない。重く暗い雰囲気。想像を含む物語だが、マスコミュニケーションの広がりにより、隠し事ができなくなり取り返しのつかない事態になっていく。今の社会状況にまったく通じていることを実感する。今の政権も、スタイルは異なるが、この状況と同じなのではないかと思う。音楽はジョン・ウイリアムス、静かで縁の下の力持ちの職人仕事。いや〜重かった。

