家の鍵(伊=仏=独2004)

若い時に、恋人との間に子供を作ったジャンニ(キム・ロッシ・スチュアート)。出産が難産で恋人は他界、母親の死後、緊急的な処置で鉗子で取り出された息子は障害児だった。そのまま息子を捨てて逃げた。十五年後、子供のパオロ(アンドレア・ロッシ)は恋人の浸漬に育てられていた。キムは結婚して妻と子供と3人で暮らしていた。パオロは毎年ドイツでリハビリをしており、父親と一緒の刺激がいい結果を生むことがあるからと、15年後初めて息子にあって、一緒に旅をする。普通でない息子を恥ずかしく思う気持ちがどこかにあり、介護はするが彼の行動を制しようとする。ドイツの病院でのリハビリで一緒に過ごす中で、何も隠さない素直な感情に接し、親としての愛情が湧き上がる。その病院でであった、障害児を持つフランス人のニコール(シャーロット・ランプリング)、いつも穏やかな表情で娘に接する。彼女に自分の息子ではないと嘘をついてしまうジャンニ。しかし、彼女は全てをお見通し。障害児の介護は親が変わる必要があり、自分が何度娘の死を望んだかを話す。彼女との出会いでパオロと一緒に暮らすことを決心したジャンニ。息子とノルウェーを目指す。希望で胸が膨らむが、車の中でパオロは言うことを聞かずに好き勝手をする。早くもこれからのことに不安を感じるジャンニ。車を止めて外に出て思い悩む。そこへ、パオロがやって来て泣かないでと慰める。ジャンニは困難に勝愛情を感じながら、二人は抱き合う。
人は「みんな」とか「常識的」とか、勝手にスタンダードを作り、それから外れることは恥ずかしいことで、隠そうとする。それが何と愚かなことかを訴える。自分はスタンダードの範囲に入るんだと思うことで安心感を得る。多くの人がそうなのではないか。それが、実は自分を苦しめているのではないのか。痛切に感じた。こんな失敗としたらみんなから笑われるとか、馬鹿な八だと思われる。それが嫌で悩み苦しむこともある。拙はそんな人間の一人だ。それを捨てるとずいぶん楽になると思った。今悩んでいることも、受け入れることで解放されることを感じたのだ。音楽はフランコ・ピエルサンティ、最小限で目立たない。☆

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