僕のニューヨークライフ (米2003)

ニューヨークに住むコント作家のジェリーは公園で教師をしながら同じコントの作家業をしているドーベルとであう。物知りでユーモアを有する彼を尊敬して相談相手にしている。ジェリーは女優志願のアマンダと恋に落ち同棲するようになるが、アマンダはセックスしてくれない。そんな中、彼女の奔放な母親がやって来て同居することになる。また、自分を拾ってくれたマネージャーは落ちぶれているが、恩があるので付き合っている。恋に仕事に、ちょっとしたことで悩み苦しみ、精神分析医に診てもらっているが、いい結果は生まれそうにない。そんな中、ドーベルからニューヨークを出てハリウッドに行って、テレビのコメディーの仕事をするように誘われる。生きず待っている生活を断ち切るため、一大決心をして、マネージャーと契約更新を拒否し、恋人と別れ、アパートを引き払って、いざ出かける時、ドーベルが、ちょっとした喧嘩で警官を撃ってしまったので隠れなければならないので、行けないことになる。結局、一人きり、飛行場へのタクシーに乗る。窓からは新しい恋人と幸せそうに歩くアマンダの姿が、・・人生はそんなもんさ。
ウディ・アレンの世界だ。滝のような長く早めの台詞の連続。登場人物の動きは目立たない。ニューヨークの普通の町を舞台に一喜一憂する気の弱い主人公。共感が湧く。拙もちょっとしたことから思い悩むタイプ。理性的に考えればくだらないと思うこと、それを長く引きずる。もがき苦しむ。それを断ち切って進むためには、殻を破って一歩踏み出す勇気が必要なのだ。そう感じた。レトロなジャズがいい雰囲気。主人公が地味ながらもシンプルな衣装を頻繁に替えるのがニューヨーク的。ただ、画面が地味で起伏に乏しく、頭を使わなければならないので疲れる。

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