いらちの愛宕詣り(笑福亭松鶴4)

亭主が京都の愛宕山へまいってくるという。明日、朝早くに出て昼から戻って仕事をするというので、早く寝る。次の日、亭主は暗いうちに起きて、弁当を風呂敷に包んで出かけていく。愛宕山の賽銭箱を前に銭入れから半銭を出したが、銭入れのほうを賽銭箱に入れてしまった。茶店で弁当を食べさせてもらうことにするが、風呂敷ではなくて女房の湯巻きで枕を包んできていた。ぼやきながらお山の中程まで下ってくると、茶店の表に強飯が盛ってある。腹がへっているので、一番大きいものを盗んで逃げた。食べようと思うと張りぼての看板だ。女房にあたらないと治まらんと、ぼやきながら帰ってきて、頭を二三発たたくと、隣の家でお崎さんを殴っていた。家に戻って女房の前に両手を使えて「ただ今、大きい不調法いたしまして」
マクラはなし。三分足らずのSP録音。噺のあらすじといった感じで無駄が一切ない。資料的価値だ。

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